ガス乾燥機「乾太くん」を2年半使用した4人家族の体験をもとに、そのメリットとデメリットを詳しく解説します。
乾太くんの特徴や設置方法、使い方のコツなど、実用的な情報をわかりやすくお伝えします。
雨の日の洗濯や花粉対策、家事の効率化に悩む方は、ぜひ参考にしてください。
乾太くんとは:ガス乾燥機の特徴
乾太くんは、リンナイ社が製造・販売しているガス衣類乾燥機です。一般的な電気式の乾燥機とは異なり、ガスの熱を利用して衣類を乾燥させます。
ガス乾燥機の仕組み
- ガスバーナーで空気を温める
- 温められた空気をドラム内に送り込む
- 衣類の水分を蒸発させる
- 湿った空気を排気口から外に排出する
上記仕組みにより、電気式乾燥機よりも短時間で衣類を乾燥させることができます。
乾太くんの主な特徴
- 乾燥時間が短い(5kgの洗濯物で約52分)
- ガスの熱で衣類がふわふわに仕上がる
- 高温乾燥によりダニや雑菌を除去できる
- 電気式に比べてランニングコストが高め
- 設置工事が必要
乾太くんを導入したきっかけ
我が家が乾太くんを知ったのは、新築の際にキッチンのガスコンロを選ぶためにショールームを訪れたときでした。それまでガス乾燥機の存在を知りませんでしたが、展示されている乾太くんを見て興味を持ちました。
導入を決めた理由
- 増え続ける洗濯物の量に対応したかった
- コインランドリーに行く回数を減らしたかった
- 雨の日や花粉の季節の洗濯に悩んでいた
- 家事の時短を図りたかった
乾太くんの設置:新築時がおすすめ
乾太くんを設置するには、以下の3つが必要です:
- ガス栓
- 排湿ダクト穴
- 設置台
新築時に設置すれば、これらを事前に用意できるため、工事費用を抑えることができます。
既存の家に後から設置する場合は、本体・工事費・設置費を含めて平均20万円前後かかります。
設置のポイント
- 洗濯機の近くにガス栓を用意する
- 壁に排湿ダクト用の穴をあける
- 専用の設置台を使うか、DIYで作成する
乾太くんのメリットとデメリット
メリット① 乾燥時間が短い
- 5kgの洗濯物が約52分で乾燥
- ドラム式洗濯乾燥機の2時間以上に比べて大幅な時短に
メリット② 天候に左右されない
- 雨の日でも気にせず洗濯可能
- 花粉やPM2.5の心配なし
メリット③ 衣類がふわふわに
- タオル類の仕上がりが良い
- 外干しよりも柔らかく仕上がる
メリット④ 衛生面でも安心
- 高温乾燥でダニや雑菌を除去
- アレルギー対策に効果的
デメリット① 初期費用が高い
- 本体価格に加え、設置工事費用がかかる
- 既存の家に設置する場合はさらにコストアップ
デメリット② 柔軟剤の香りが飛ぶ
- 高温乾燥のため、柔軟剤の香りが残りにくい
- 香りを求める場合は専用の柔軟剤シートが必要
デメリット③ 縮みやすい衣類は注意が必要
- ニットやレーヨンなどは縮む可能性あり
- 洗濯タグをよく確認する必要がある
デメリット④ 洗濯物が多すぎるとしわになる
- 容量オーバーに注意
- 適量を守ることが重要
乾太くんの上手な使い方
洗濯物の香りを保つ方法
柔軟剤の香りが飛んでしまう問題には、乾燥機用の柔軟剤シートを使用するのがおすすめです。
洗濯物と一緒に乾燥機に入れるだけで、ほのかな香りを付けることができます。
縮みやすい衣類の対処法
- 洗濯タグをよく確認する
- 縮みやすい素材は乾太くんに入れない
- 心配な場合は部分的に乾かすなどの工夫を
意外と大丈夫だった衣類
- 水着:予想外に縮みにくい
- 毛布:ふわふわに仕上がり、ダニ対策にも効果的
乾太くんに入れて失敗した例
- カラー帽子:つばの部分が大きく縮んでしまった
乾太くんのお手入れ方法
乾太くんのメンテナンスは意外と簡単です。
- 扉を開け、フィルターのつまみを回す
- 付着したほこりや糸くずをはがす(4面)
- 残ったごみを掃除機で吸い取る
理想的には2〜3回に1度の頻度でお手入れするのが良いですが、フィルター掃除ランプが点灯したタイミングでも問題ありません。
乾太くんの使用頻度:4人家族の場合
我が家(夫婦+小学生2人)の場合:
- 毎日朝晩2回洗濯機を回す
- 毎回乾太くんを使用
- 5kgタイプの乾太くんで十分対応可能
ただし、子どもたちが毎日プールの習い事をしているため、洗濯物の量が多めです。一般的な4人家族であれば、1日1回の使用で十分だと思われます。
まとめ:乾太くんは家事の強い味方
ガス乾燥機「乾太くん」は、以下のような方におすすめです。
- 洗濯物の乾燥に時間がかかって困っている人
- 雨の日や花粉の季節の洗濯に悩んでいる人
- 家事の時短を図りたい人
- アレルギー対策に興味がある人
一方で以下の点にも注意が必要です。
- 初期費用が高い
- 縮みやすい衣類の取り扱いに注意が必要
- 柔軟剤の香りが残りにくい
乾太くんの導入を検討する際は、自分の生活スタイルや家族構成、予算などを総合的に考慮しましょう。
とくに新築やリフォームの際に設置すれば、工事費用を抑えられるためおすすめです。
家事の効率化や衣類の衛生管理に興味がある方は、ぜひ乾太くんの導入を検討してみてはいかがでしょうか。快適な洗濯ライフが待っているかもしれません。
コメント