乾太くんと素材の化学反応！ガス乾燥機と相性ピッタリの衣類を知っておこう

洗濯物の縮みには限界があり、その縮み方は乾燥の温度によって異なります。

高温で乾燥させると素早く縮みますが、低温であれば縮みはゆっくりと進行します。

どちらにせよ、洗濯物は時間が経つにつれて縮むので、衣類がどのように反応するかをある程度は理解しておくことが大切です。

本記事では、乾太くんに入れると縮む素材と、乾燥運転使用時の注意点などについて詳しくご紹介します

乾太くんで衣類が縮む理由

乾太くん（ガス衣類乾燥機）を使うと衣類が縮む理由は、「熱による繊維の収縮」と「回転による網目の詰まり」が主な原因です。

乾太くんは「80°C」の熱風を使いながら内部を回転させるため、熱に敏感な素材や目詰まりを起こしやすい素材の衣類は、特にダメージを受けやすくなります。

ただし、乾太くんは1時間で洗濯物の乾燥が可能なので、ドラム式洗濯乾燥機よりはダメージがありません。ドラム式洗濯乾燥機の乾燥時間は「３時間」程度になります。

乾太くんで縮む代表的な素材

天然素材 (レーヨン・麻) 

天然素材系の服は高温乾燥させると綿以上に縮みますので絶対に乾燥機で使ってはいけない素材です。ちなみに自然乾燥でも3か月ほどで丈が「1cm弱」縮みます。

かなり縮みやすい素材なので「麻」や「レーヨン (再生繊維) 」など、天然素材のものを多く持っている方はとくに注意が必要です。

長女のユニクロの短パン🩳
レーヨン67%麻33%。
緑が外干しのみ、オレンジが乾太くん2回後。
同時購入でどちらも3ヶ月ほど外干しした後なのに丈1㎝ほど縮みました。
「天然素材は縮む」は本当でした🥺#乾太くんの疑問解消#乾太くんで縮んだもの pic.twitter.com/knO3AKfZwq

— ユニバースじゅりい@タマホームの家で子育て＆イラスト (@Jury0909) October 3, 2023

綿 (コットン) 

綿素材は乾燥機をつかうとかなり縮みます。ただし、「部屋干し」でも多少なりとも縮むことを知っておいてください。その例として、こちらのTwitterの口コミが参考になりますのでぜひ確認してみてください。

【乾太くん縮むかどうか検証】
素材：綿100%タオル

1番下→新品
真ん中→洗濯&室内干し
1番上→洗濯&乾太くん

結果：縮んだ pic.twitter.com/xfrI8IJKmw

— トミー | 三井ホームの平家を建てました！ (@tommy_myhome) October 2, 2021

プリントTシャツ

乾燥機でプリントTシャツを乾燥させると、プリント部分が損傷しやすいです。

プリントTシャツのプリントが張り付いたり、かすれたりするリスクもあります。また、綿素材のTシャツは乾燥機で縮むことが多いので、ワンサイズ大きめのものを選ぶと良いでしょう。

じゅりいさんだったかな、乾太くんで気をつけるべきことをみなさんに質問してたのは。

その時プリントロゴ系は消えるよー、って答えたと思うんだけど、実際こんな感じ。
大会ロゴが完全にかすれちゃってます。おしゃれ着だったら即死でした。#乾太くん pic.twitter.com/PFOEoCThNx

— はまポタ (@k_mtmt) September 13, 2023

ガーゼ (コットン生地)

ガーゼ製品は綿素材が多く、乾燥機にかけるとかなり縮みます。

生地によっては、初回の洗濯で「4％」以上縮むことがあります。その後、洗濯と乾燥を重ねる度に徐々に縮み、ある限界点まで小さくなります。

ガーゼ製品を長持ちさせるには、乾燥機を使わずに自然乾燥させることが大切です。

乾太くんにショック受けてる人
いるけど、
乾かすまえに引っ張って
繊維ピン❗️とすれば
ここまで縮まないので大丈夫ですよ☺️ https://t.co/KhXxLseXae

— 粠田　すくもた (@SUQQU_sukumota) November 13, 2023

乾太くんで乾燥運転させてはいけない物

衣類自体を傷める可能性があるもの

絹製品やウールは、変色や形崩れが起こりやすく、皮革製品も形が崩れやすいです。

とくに熱に弱い素材は「回転ドラム式」の乾燥機を使用する際に注意する必要があります。

熱に弱い素材と縮みやすい素材

種類	素材名	一例
熱に弱い素材	ポリウレタン	ストレッチ素材の衣類、ヨガウェアなど
	レース編みのカーテンやクロス	リビングや寝室の装飾
	レース付き布団カバー	寝具
	クッションやぬいぐるみ	インテリア雑貨
縮みやすい素材	麻	リネンシャツ、リネンパンツなど
	再生繊維（レーヨン）	レーヨン素材のブラウス、スカートなど
	ニット織りの衣類	セーター、カーディガンなど

アイロンで固定されたワッペン付き衣類は、熱で「ワッペン」が剥がれたり接着剤が溶けることがあります。

ドライクリーニングや平干し推奨の衣類は、タンブラー乾燥を避けることが望ましいです。

火災の原因となる可能性があるもの

火災のリスクがあるものには「油」や「薬品」が付着した衣類、雑巾やタオル類も含まれています。

さらに、ポリプロピレン繊維を含む衣類や、セルロース系樹脂が付いている衣類も火災リスクが高いとされています。

乾太くん故障につながる可能性のあるもの

乾燥機の寿命を伸ばすためには、故障の原因となるものを避けることが重要です。特にフィルターを詰まらせるものには注意が必要です。

故障原因となる恐れがあるもの

• 布団やのり付けされた衣類
• 座布団やクッション（中綿やウレタン含む）
• 通気性の悪い衣類（ランチョンマット、レインコートなど）

衣類以外の日用品、例えばマット・じゅうたん・傘・カツラ・割れ物などは、乾燥機のフィルターを詰まらせる原因になるため、乾燥機での使用は避けるようにしましょう。

綿などの縮む素材はワンサイズ大きめのものを選ぶと吉

乾太くんを使うと綿素材や麻、レーヨン (再生繊維) などの素材の服は高確率で縮みます。

衣類乾燥機を頻繁に使う方で、綿や麻、レーヨンなどの天然素材の服を持っている方は、ワンサイズ大きめのものを選ぶと間違いないです。

普段着の縮みを避けたい場合は、室内干しをして自然乾燥させる方法をとると良いでしょう。

乾太くん生活3年目。
縮み慣れしてきた。
子ども服は、デザイン見た後、素材を確認。
コットン100%かそれに近かったら、縮む前提でワンサイズ上を買う。
縮み率は、120で買った上の子の服がワンシーズン後には縮んで(裾や袖が短くなっていく😢)、110の下の子に回せるぐらい。#かんたくん #乾太くん

— ちゅん子 (@d0adFY6fqtXZvKS) October 8, 2023

独自のルールを作って縮むリスクから回避しよう

素材とブランドイメージを考慮して乾燥機の使用を判断しましょう。

例えばユニクロの服で、綿やポリエステルはワンサイズ大きめなら乾燥機使用が可能です。

レーヨンは普段着以外なら大丈夫ですが、麻（リネン）は乾燥機使用を避けるべきです。

我が家では乾燥機に入れない衣類は青いネットに入れ、「脱衣かご」へというルールを設けています。

お気に入りの服を長持ちさせるため、適切な対策を取ることがとても大切です。