乾太くんは95%以上の満足度を誇る人気のガス衣類乾燥機ですが、導入には慎重に考えるべき点があります。
乾太くんは、大量の洗濯物を素早く乾燥させる能力が高い一方で、ご自身のライフスタイルや住宅の条件によっては不満が出ることもあります。
部屋の広さや設置場所が制限されている場合、「乾太くん」が圧迫感を与えたり、期待したほど機能を活かせなかったりすることがあります。
本記事では、5年以上乾太くんを使用して感じたデメリットと後悔点について紹介し、購入前に考慮すべき要素を解説します。
あなたの参考になれば幸いです。
乾太くん導入を考える前に知っておきたいデメリット6選
①初期費用が高い
乾太くんの初期費用はかなり高く、ガス会社で購入すると工事費を含めて約18~22万円かかります。
新築一戸建てで「東京ガス」を利用し、注文住宅で「壁穴工事」や「ガス工事」を省いた場合でも、乾太くんの本体と設置費用、専用台で約16万円かかりました。
- 乾太くん購入費用: 12万~22万円
- 縦型洗濯機: 5万~8万円
- 合計: 20万~30万円
乾太くんは「乾燥機専用」のため、洗濯機が必要です。
ドラム式洗濯乾燥機は洗濯と乾燥が一体となっていますが、乾太くんよりもお手入れがめんどくさいです。
初期費用を比較すると、乾太くんと縦型洗濯機の合計が20万~30万円に対し、ドラム式洗濯乾燥機は20万~35万円でやや高くなります。
お手入れや使い勝手を重視するなら、乾太くんと縦型洗濯機の組み合わせがおすすめです。。
②ガス代がやや高め
乾太くんは電気代だけでなく、ガスを利用するため「ガス代」もかかります。
都市ガスの場合、毎日使用してもガス代は月1,000円~2,000円程度、1回の使用で約40円になります。しかし、プロパンガスだとガス料金が高く、月3,000円~4,000円と都市ガスよりも高いガス代になります。
- 都市ガス: 月1,000円~2,000円
- プロパンガス: 月3,000円~4,000円
- 1回の使用: 約40円(都市ガスの場合)
雨の日だけ使用して節約しようと考える方は要注意。
乾太くんを一度使ってしまうと便利すぎて、天気に関係なく毎日使ってしまうことになります。
乾太くんは「1時間」程度で洗濯物を乾燥できて、生乾き臭もなく、ふんわりタオルに仕上がります。
乾太くんは便利すぎてホント病みつきになります。
コインランドリーと比較
乾太くんを毎日使用すると「月2,000円~4,000円」かかりますが、コインランドリーの費用と比べると非常に安いです。
コインランドリーは「1回300円」かかり、毎日利用すると月9,000円かかります。
乾太くんとコインランドリーの毎月の費用を比較すると、約5,000円~7,000円 乾太くんの方が安いです。
年間で計算すると、6万円~7万2000円 乾太くんの方が経済的になり、約3年で元が取れる計算になります。
- コインランドリー: 月9,000円
- 乾太くん: 月2,000円~4,000円
- 年間差額: 約6万円~7万2000円
③ガス増設と壁穴工事が必要
乾太くんの取付工事は大掛かりであり、「ガス増設」や「壁穴開け」が必要です。
- 排気ダクト: 廃熱を屋外に逃がすための壁を貫通する排気ダクトが必要
- 新築住宅: 施工会社と相談して事前に「穴」を開けておくことが推奨される
- リフォーム: リフォーム業者と工事内容や設置位置を確認し、壁穴やダクト設置の確認が必要
新築住宅では、乾太くんをすぐに購入しなくても、排気ダクト用の穴を事前に開けておき、必要に応じて塞ぐことが可能です。
一方、リフォームで乾太くんを設置する場合は、リフォーム業者と工事内容や設置位置をしっかり確認することが重要です。
壁穴やダクトの設置方法についても詳しく話し合い、工事がスムーズに進むように準備を整えましょう。
リフォーム業者を探す際には、リフォーム一括見積もりサービスの利用がおすすめです。
>「乾太くん」リフォーム設置の攻略法!注意点と業者選びのコツを詳しくご紹介します
④毎日のホコリ取りがめんどくさい
乾太くんデラックスは、開閉ドアの裏側に糸くずフィルターが設置されているため、フィルター掃除が簡単です。
- 糸くずフィルター掃除: 掃除機などで毎日掃除が必要
- フィルター以外の掃除: 髪の毛やホコリの掃除がめんどくさい
- 掃除頻度: 糸くずフィルター以外の掃除は週1回~2週間に1回程度でOK
乾太くんのフィルター以外のホコリや髪の毛の掃除は大変です。
我が家ではダイソンにブラシアタッチメントを付けて念入りに掃除しています。
糸くずフィルター以外の掃除がめんどくさいという方には、業務用乾太くんが良いでしょう。
本体価格は 2~4万円高いものの、耐久性のある「ファンベルト」を使用しており、セルフクリーニングフィルターのおかげでフィルター掃除が1週間に1回程度で済むため非常に便利です。
⑤乾燥による多少の縮みは避けられない
乾太くんを利用すると、少なからず衣類が縮むことがあります。特にニットや綿素材の服は大きく縮むため、乾燥機の使用は避けた方が良いでしょう。
衣類の洗濯表示を確認することが重要です。
乾太くんデラックスにはデリケートコースがあり、温度を「約65℃」に設定して縮みを防ぐ工夫がされています。しかし、デリケートコースでも完全に衣類の縮みを防ぐことはできません。
衣類の縮みが心配な場合は、乾燥機の使用を控え、自然乾燥を選ぶようにしましょう。
乾太くんのデリケートコースはとても便利ですが、万能ではないため、衣類の素材や種類に応じた使い方が大切です。
⑥高気密住宅の冷気逆流問題
高気密住宅では、換気性能によって冷気が室内に逆流することがあります。
以下の二か所が主な逆流ポイントになります。
- 壁と排湿筒の「隙間」から逆流する
- 乾太くんの内部から排湿筒を通して逆流する
乾太くんの内部から排湿筒を通しての逆流は、乾燥機停止中に発生します。
乾燥中は排気を放出しているため逆流しませんが、停止中は扉が開いているので、屋外と繋がっている状態になります。
衣類の出し入れ中も冷気が逆流しますが、扉を閉めていれば問題ありません。
冷気逆流を防ぐには「ダンパー付排湿管セット」の使用がおすすめです。
ダンパー付きなら乾燥機停止中でも扉が閉じているので、冷気の逆流を防げます。ただし、ダンパー付きはオプション購入が必要です。
排湿筒と壁穴の「隙間」から冷気が逆流することがありますが、施工で対策可能です。
設置業者に気密施工を依頼し、パテなどで隙間をしっかり埋めることで冷気の逆流を防げます。
乾太くん設置で感じる後悔と具体的な解決策
洗剤の収納スペース不足と整理整頓のコツ
乾太くんの大きさにより、洗面所が占領されてしまい、洗剤などの「収納スペース」を確保するのが難しくなることがあります。
多くの場合、乾太くんは洗濯機の上に設置されますが、その場所には洗剤・ハンガー・洗濯ネットなどのランドリーグッズを置いている人が多いです。
床下収納も一案ですが、普段使うものを「床下」に収納すると、毎回の出し入れがめんどうで不便かな…。
限られたスペースを有効活用するためには、効率的な収納方法を工夫することが大切です。
乾太くんのサイズ問題: 圧迫感と奥行の影響
乾太くんはハイパワーで、一気に8kgの洗濯物を約1時間で乾燥できる効率の良さが特徴です。しかし、その大容量とパワーのため、本体サイズもかなり大きくなります。
以下は「スタンダード」と「デラックス」モデルのサイズです。
- スタンダード 3kg: 幅 550mm、高さ 609mm、奥行 506mm
- スタンダード 5kg: 幅 650mm、高さ 684mm、奥行 561mm
- スタンダード 8kg: 幅 650mm、高さ 684mm、奥行 641mm
- デラックス 6kg: 幅 653mm、高さ 671mm、奥行 594mm
- デラックス 9kg: 幅 653mm、高さ671mm、奥行674mm
スタンダード8kgとデラックス 6kg モデルは奥行が大きく、一般的な「2畳程度」の洗面所では「圧迫感」を感じることがあります。
マンションやアパートで設置を検討する際は、スペースの取り方を十分に考慮する必要があります。
洗面所が広ければ問題ありませんが、広くない場合は乾太くんの存在感が間違いなく際立つことでしょう。
洗面所の採光を確保するためのライト増設の必要性
乾太くんは廃熱を屋外に排出するため、洗面所の壁を背にして設置されることが多いです。乾太くんの設置場所によっては「洗面所の窓」を塞いでしまい、採光が取れなくなることがあります。
- 乾太くん設置で洗面所の窓が塞がれる
- 注文住宅なら窓の位置やサイズ調整可能
- 窓にアクセスできなくなる可能性が高い
注文住宅では乾太くんの設置を前提に「窓の位置」や「サイズ調整」ができます。
後から乾太くんを購入する場合は、洗面所の窓が塞がれてしまうケースが多いようです。
このような場合には、窓に「結露防止シート」を貼って対策すると良いでしょう。これにより、窓にアクセスできなくなっても結露による問題を防ぐことができます。
新築住宅で乾太くんを設置する場合は、作業スペースが暗くなる可能性があります。
とくに「2畳程度」の洗面所では、乾太くんが設置されることで既存の照明が遮られ、かなり暗くなります。
この問題を解決するためには、ダウンライトを「2個以上」増設することが有効です。
ダウンライトを追加することで、洗面所全体が明るくなり、作業性が大幅に向上します。
適切な照明を確保することで、乾太くんの使用がさらに快適になります。
まとめ:乾太くんのデメリットと後悔ポイント
乾太くんにはいくつかの「デメリット」と「後悔ポイント」があるため、購入前にしっかりと確認しておくことが重要です。
- 初期費用とランニングコスト: 乾太くんの初期費用は高額で、設置費用も含めて大きな出費となります。さらに、ガスを使用するため、ランニングコストも高めです。
- 設置スペースの問題: 大きなサイズの乾太くんは、設置スペースに余裕がないと圧迫感を感じることがあります。特に狭い洗面所やマンションでは、スペースの確保が課題です。
- 容量不足: 機種によっては乾燥容量が不足することがあります。家族の人数や洗濯物の量に応じた容量を選ばないと、満足な乾燥ができない可能性があります。
- 衣類の縮み: 乾太くんを使用すると、衣類が縮むことがあります。特にデリケートな素材の衣類は注意が必要です。
- ホコリ取りの手間: 乾太くんはホコリが溜まりやすく、定期的なホコリ取りが必要です。メンテナンスの手間を考慮することが大切です。
購入を検討する際は、まず無料見積もりを依頼することをおすすめします。
見積もりを通じて、費用や設置スペースの確認ができ、自分のライフスタイルに合った乾太くんを選ぶことができます。
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